2014年 02月 18日
Berlinale 14 erster Film (『小さいおうち』)
2月6日から16日まで今年もベルリン国際映画祭が開催されていました。
一昨年はペーさんが映画祭に合わせて10日間ほど休暇を取りセッセとプログラムをチェックしてはチケットを手配してくれたので二人で13本もの映画を観ました。
去年は生後3ヶ月のリュウが居たので「交替で1本ずつは観たいね」なんて言いつつも1本も観れずに終わりました。
今年はリュウと同い年の子供が居るお友達が「週末に子供をダンナに預けて映画を観よう♪」と誘ってくれチケットを手配してくれたので映画を2本観ることができました。
1本目は土曜日の朝に山田洋次監督の『小さいおうち』を観てきました。
ストーリーは老女タキさんが残した自叙伝で、昭和11年に山形から上京し赤い屋根のモダンな小さなおうちに住み込み女中として働く彼女が見た恋愛事件、という程度の前知識で観に行きました。
舞台となった満州事変後の日本の様子やその時の日本人のあり方が描かれていて日本人の私からしても「そうだったの?!」と驚くこともあり興味深かったです。
(写真はニュースより)
それぞれの登場人物の気持ちがじ~んと伝わり最後には思わずほろりと泣いてしまいました。
映画の後に落ち合って一緒にお昼を食べることになっていたペーさんがリュウを連れて来てくれたのですが、会ってすぐに「泣いちゃった?」なんて聞くので何かと思ったら、彼が映画館の外でネットのニュースをチェックしていたところ、私達が観た回が映画祭開催中に3回上映される本作の1回目で映画の評価がニュースページにアップされ「会場中が涙した良い作品」と書かれていたらしいです。
そして作品として高い評価を受けた本作品で、若きタキさんを演じた黒木華さんが最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞されました!
(写真はニュースより)
日本人として4人目の受賞で、23歳の彼女は日本人としては最年少の受賞だそうです。
(写真はニュースより)
タキさんの親類にあたる青年役の妻夫木聡くんが晩年のタキさんと彼女の自叙伝を読みながら話すシーンで、彼の歴史観や反戦的な発言に好感が持てました。
直木賞受賞の中島京子著の同名本が原作とのことで、原作も読んでみたくなりました。
審査員の方が「監督にも賞を差し上げたかったけれど賞が足りず、作品への評価を含めて銀熊賞(最優秀女優賞)を贈ります」というようなことをおっしゃったらしく作品に対する評価も高かった本作品はドイツの映画館でも上演されるかもしれません。
ぺーさんは私が観る回以外の回のチケットを買おうとしたのですが他の回は監督が来るとのことですぐに売切れてしまったようで買えなかったので、映画館で上映されたら良いなぁと思います。
日本の作品が海外で評価されるって嬉しいね♪と思われた方、応援クリックをお願いします。(*^o^*)
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一昨年はペーさんが映画祭に合わせて10日間ほど休暇を取りセッセとプログラムをチェックしてはチケットを手配してくれたので二人で13本もの映画を観ました。
去年は生後3ヶ月のリュウが居たので「交替で1本ずつは観たいね」なんて言いつつも1本も観れずに終わりました。
今年はリュウと同い年の子供が居るお友達が「週末に子供をダンナに預けて映画を観よう♪」と誘ってくれチケットを手配してくれたので映画を2本観ることができました。
1本目は土曜日の朝に山田洋次監督の『小さいおうち』を観てきました。
ストーリーは老女タキさんが残した自叙伝で、昭和11年に山形から上京し赤い屋根のモダンな小さなおうちに住み込み女中として働く彼女が見た恋愛事件、という程度の前知識で観に行きました。
舞台となった満州事変後の日本の様子やその時の日本人のあり方が描かれていて日本人の私からしても「そうだったの?!」と驚くこともあり興味深かったです。
(写真はニュースより)
それぞれの登場人物の気持ちがじ~んと伝わり最後には思わずほろりと泣いてしまいました。
映画の後に落ち合って一緒にお昼を食べることになっていたペーさんがリュウを連れて来てくれたのですが、会ってすぐに「泣いちゃった?」なんて聞くので何かと思ったら、彼が映画館の外でネットのニュースをチェックしていたところ、私達が観た回が映画祭開催中に3回上映される本作の1回目で映画の評価がニュースページにアップされ「会場中が涙した良い作品」と書かれていたらしいです。
そして作品として高い評価を受けた本作品で、若きタキさんを演じた黒木華さんが最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞されました!
(写真はニュースより)
日本人として4人目の受賞で、23歳の彼女は日本人としては最年少の受賞だそうです。
(写真はニュースより)
タキさんの親類にあたる青年役の妻夫木聡くんが晩年のタキさんと彼女の自叙伝を読みながら話すシーンで、彼の歴史観や反戦的な発言に好感が持てました。
直木賞受賞の中島京子著の同名本が原作とのことで、原作も読んでみたくなりました。
審査員の方が「監督にも賞を差し上げたかったけれど賞が足りず、作品への評価を含めて銀熊賞(最優秀女優賞)を贈ります」というようなことをおっしゃったらしく作品に対する評価も高かった本作品はドイツの映画館でも上演されるかもしれません。
ぺーさんは私が観る回以外の回のチケットを買おうとしたのですが他の回は監督が来るとのことですぐに売切れてしまったようで買えなかったので、映画館で上映されたら良いなぁと思います。
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by tantan_quelle
| 2014-02-18 17:35
| イベント